私は居住歴２０年の７０代男性です。仕事は４年前にリタイアし、今は妻と二人でゆっくり暮らしています。「いきいきマンションライフ」とまではいかないかもしれませんが、今回は「私のマンションライフ」をご紹介させていただきます。
私がこの地を選んだのは油山の麓に位置し自然環境がよく、また近くに西鉄バスの柏原営業所があり交通の便が良いことでした。当時は天神方面に勤めていましたが、バスの便数が多く始発に近いのでいつも座席に座ることができ、楽に通勤することができました。ちなみにバスの中ではウォークマンで語学の勉強をしていましたが、残念ながらそちらの方の成果はあまりうまくはいきませんでした。
天気が良い日には油山方面によく散歩に出かけます。私の散歩道は、「花畑園芸公園」の東側入口から園内を通り南側出口から油山に向かって、ちょっとした尾根や谷を登り詰める「油山市民の森管理事務所」までの片道４５分、往復１時間３０分のコースです。高低差もあり散歩にしてはちょっとハードですが、適度に汗をかきますのでお腹が出てきた私にとってはちょうどよい散歩コースです。
途中の園芸公園では四季折々の花や木が出迎えてくれますし、山間部に入れば鳥のさえずりや小川のせせらぎに癒されます。また、時にはキツツキがくちばしで木をつついているようなコンコンコン・・・という音が聞こえたり、林道で乗馬クラブの馬と遭遇したこともあり、なかなか盛りだくさんの楽しいコースです。
（なお、「花畑園芸公園」は、緊急事態宣言の間は閉鎖されています。）
また、このコースだけでは汗をかかない冬場などは、市民の森管理事務所に着いた後、気が向けば更に油山山頂（標高５９７ｍ）まで片道４５分のコースに挑戦することもあります。とは言いましても結構ハードですので、多くても年５回あるくらいですし、今では気力や体力も衰え寂しいことではありますが、年１～２回程度となりました。
仕事をリタイアしてからは、西区にある「かなたけの里公園」の畑を借り、妻と二人で年間２０種類以上の野菜を作っています。車で３０分ほどかかりますが、夏場の水やりなどで多い時には二日に一回通います。野菜作りは野菜ごとに違う栽培方法の習得、頻繁な水やりや害虫の駆除、夏の一番暑い時に行う秋冬野菜向けの土作りなど、結構大変です。しかし、日々の努力が確実に収穫に現れますので非常にやりがいがあります。当初は全くの初心者で何もわかりませんでしたが、始めてから3年半経った今は大分自信が持てるようになりました。
今年の秋からはバラの栽培にも取り組もうと思い、今は本やユーチューブを見て勉強しています。とりあえずはベランダで何本かの鉢植えから始め、将来的には自前の庭で「つるバラ」（つる性のバラ）を這わせたローズガーデンを作れたらいいなあと、夢を膨らませています。実現できるかどうかはわかりませんが、挑戦してみようと思っています。
最近、この「デュオ柏原」では子供さんの元気な姿を多く見かけるようになり、大変活気を感じるようになりました。自然環境や生活環境の良さから、子供を育てる若い世帯の方の入居が増加しているような気がします。私どもも若い世帯の方に負けずに、生き生きとしたマンションライフを過ごそうと思っているところです。