気温が下がった朝に、窓が結露でビッショリ・・・がっくり・・・ですよね。
そんなわけで、今回は結露防止について考えてみます。
そもそも、結露はなぜできるのでしょうか?
空気の中にも水分は含まれています。湿度〇〇%というのは、空気中に含まれる水分の割合を表しています。そして温度によって、空気中に含むことのできる水分の量が違ってきます。温度20度の場合、最大含めることのできる水蒸気の量(湿度100%)は17.5mmHgですが、温度10度の場合は10mmHgとなります。この差が、結露の原因となるのです。
つまり、暖房によって室温20度に保たれた室内の空気が、外の気温5度で冷やされてた窓ガラスに接していると、空気の温度が下がります。そうすると、空気に含めることのできる水蒸気の限界量が減ってしまいます。温度の低下で空気に含めることができなくなった水蒸気は、空気から溢れ出て水となってしまいます。その水がガラスに付着。結露の発生です!
つまり結露は、「温度」「温度差」「湿度」などが原因で発生してしまいます。
これらをコントロールすることで結露防止ができるのです!
結露防止の4原則
1.過度な湿度の防止(60%以内)
・洗濯物の室内干しは控える
・浴室の扉は開け放しにしない
・暖房機にヤカン等は乗せない
・加湿器の使用は最低限に。
・できるだけ密閉型の暖房機を使用
2.換気をこまめにしよう
・窓を開ける(暖房機は1時間に1回)
・換気扇をつける
・浴室や使わない部屋も換気する
3.空気の流通をよくする
・床や壁に直接物を置かない
裏面・下面に空気が流れる様に床面はスノコを敷いたり、壁から5㎝以上離す
・家の中で低温の場所を作らない。
4.室温を適温に保つ
・夏は 25℃~28℃
・冬は 20℃~23℃
さあ、4原則を実行して快適なマンションライフを送りましょう!