‐デュオ柏原はペット飼育を禁止しています‐
「ペット」「駐車場」「騒音」は、マンションの三大トラブルといわれています。
とくにペットに関することは、「ペットは家族の一員」と考える居住者がいる一方で、「苦手」・「アレルギーがあるので近づきたくない」というような居住者もいて様々な考え方があるため、「管理規約」を定め、理事会に「ペット問題に関する委員会」を設置し、適切に運用できるよう努めています。
そもそもなぜペット飼育禁止なのか
私自身は幸いなことにアレルギーなどで体調が悪くなることはありません。 しかし、中には動物アレルギーを持つ方もいらっしゃいます。 またのような方たちは、「ペット飼育禁止」のマンションだったから購入を決意したという意見が少なくありません。
ペット飼育禁止としていても、盲導犬や聴導犬、介助犬ならば可能というマンションもあります。デュオ柏原に関しましても、身体障害者補助犬法に規定する盲導犬、介助犬または聴導犬を使用する場合は可能となっています。ペットではないもののアレルギー等を持つ方には深刻な問題ですから、マンションの購入や入居を検討する際には事前の管理規約のチェックが重要です。
○このような問題が発生しています
・鳴き声がうるさい
・不始末が放置されている
・エレベーターがくさい
・バルコニーの排水溝に動物の毛が溜まっている
・ベランダを猫が徘徊している
・網戸や洗濯物に動物の毛が付着している
管理組合ではどのように対策を行っているか
デュオ柏原での飼育違反者への対処
○管理規約の手順に従い、違反者には文書などで注意し飼育を止めてもらう。
マンション標準管理規約(単棟型)第67条(理事長の勧告及び指示等)では<抜粋> 法令、規約又は使用細則等に違反したとき、又は対象物件内における共同生活の秩序を乱す行為を行ったときは、理事長は、理事会の決議を経てその区分所有者等に対し、その是正等のため必要な勧告又は指示若しくは警告を行なうことができる。
出典:国土交通省マンション標準管理規約
是正要請も受け入れられず話し合いも不調となれば、最終的には法的措置を検討するという手順になります。
現在、理事会の決議を経て飼育中のペット一代限りは認めてはいますが、入居後管理規約を無視して隠れて飼育する場合があったりすればこの問題解決そのものが難しいため、処分・譲渡勧告などの厳しい処置も念頭において対処しなければなりません。
ルールが守られているマンションほど価値がある
問題が山積みの理事会ですが、ペット問題は先延ばしにせず確実に対処していかなければなりません。長年放置することとなれば、禁止にもかかわらずにあちこちで違反者が溢れ、もはや禁止ということすら念頭にない居住者も現れます。 このような基本的なルールが崩壊しているマンションでは、新たなルール違反も頻発することにもなりかねません。人によってそのマンションの価値をどう捉えるのかは様々と思われますが、外見だけでなく、こうした基本的なルールが守られていることも重要なポイントと考えられます。